寒かったわけじゃないけど、
なんとなく**“辛いもの食べたいスイッチ”**が入った日。
フラッと入ったラーメン屋で、
「カルビラーメン」って名前を見て、反射的に頼んでた。
出てきた瞬間、赤い。
そして、うまそう。
1人カウンター。
湯気、立ちのぼる。
にんにくの香りと、甘辛いスープの香り。
あー、絶対これ、ひとりで汗かくやつだ。
いざ、ひとくち。
……うまっ。
でも、辛っ。
最初はピリッとする程度だったのに、
途中から急に**“ジワジワ系”**がやってきて、
口の中がじんわり火事に。
誰ともしゃべらないからこそ、辛さがダイレクトにくる。
黙々と食べる。
汗が出る。
でも、箸が止まらない。
たぶん、誰かと一緒だったら
「辛いね〜」とか言いながら休憩してただろうけど、
今は完全に**“自分 VS カルビラーメン”**の戦い。
辛かったけど、最後まで完食。
ひとりで、しっかり勝ちました。
汗ふきながら店を出たとき、
ちょっとだけ達成感があった。
辛さって、
「誰かと共有する楽しさ」もあるけど、
**“自分と向き合う辛さ”**も、案外悪くない。