昼間はそこまで感じなかったのに、
夜になると、急に「誰もいない」が強調される。
テレビの音も、スマホの通知も、
どこかうるさく感じてオフにして、
静かにしてみたら、今度は静かすぎて落ち着かない。
部屋に灯りがついてる。
でも、心のどこかが暗いまま。
外から笑い声が聞こえると、
なぜかちょっと傷ついた気がした。
「自分だけ取り残されてるんじゃないか」
そんな気持ちが、ふと、浮かんでくる夜がある。
誰にも言えない気持ちを、
誰にも聞かれない部屋で抱えている。
泣くほどじゃない。
でも、笑えるわけでもない。
たったひとつの電気ポットの音すら、
なぜか妙に心に沁みる。
SNSを開いても、
“リア充”な投稿に追い打ちをかけられるだけ。
なのに閉じられなくて、
余計に疲れて、また孤独を深める。
でも、たまに思うんです。
こんな夜も、
いつか誰かに「わかる」って言ってもらえたら、
少しだけ救われるんじゃないかって。
一人暮らしの夜は、寂しいです。
でも、寂しいと感じるってことは、
人とつながりたい気持ちがまだ残ってるってこと。
それはきっと、悪いことじゃない。