一人で文化祭に行ってみた。寂しさより、自由が勝った日

投稿者: | 2025年4月16日

駅前の高校で「文化祭やってます!」という看板を見かけた。
ふと足が止まる。
今日は予定がない。
誰かと来るわけじゃないけど、「ちょっと寄ってみようかな」と思った。

一人で文化祭、入り口でちょっとビビる。
校門のところで受付の高校生に「一般の方ですか?」って聞かれた。
「はい…」と答えながら、少し心の中で動揺してた。

まわりはグループばかり。
友達同士、カップル、親子連れ。

「この中に一人で入っていくのか」と思ったけど、
それでも進んだ。

教室から音楽、廊下には焼きそばの香り。
どこか懐かしい空気だった。
たこ焼き、クレープ、謎のカレーうどん。
うるさいけど、楽しそうな声。

中庭のベンチで一人クレープを食べながら、
「この感じ、学生時代に戻ったみたいだな」って思った。

誰にも気を使わないって、めちゃ楽。
「どこ回る?」「お化け屋敷は?」「そっちは並んでるし…」
そんなやりとり、いっさいない。

自由に、気になる教室に入って、気になった展示を見て、
疲れたらベンチでひと休み。

誰とも話さなくても、
この空気の中にいるだけで、ちょっと心が満たされた。

一人文化祭って、わるくない。
確かに、一人でいることにちょっと寂しさもあった。
でも、それ以上に「自由に楽しめた」ことのほうが大きい。

帰り道、ちょっとだけ若返った気がした。

また来年も、行ってみようかな。
誰かと来てもいいし、
一人でも、また来てもいい。

思い出って、誰と行くかも大事だけど、
「自分がどう感じたか」の方が、実は強く残る気がした。

★★★☆☆ (3 / 5)

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