関西でひとりお好み焼き。ひとり鉄板、悪くない

投稿者: | 2025年4月16日

京都駅から徒歩10分。
観光客が流れ込むエリアの裏通りに、小さなお好み焼き屋があった。

「カウンター席あります」
その一言に背中を押され、暖簾をくぐる。

「何名様ですか?」に、もうビビらない。
「一人です」って言うと、
「あ、どうぞこちらへ」ってカウンター席に通してくれる。

目の前の鉄板、専用空間。
ソースとマヨネーズが並ぶ景色。
これだけでテンションが上がる。

一人で焼く、関西スタイル。
大阪では、お好み焼きを自分で焼くスタイルも多い。
関西出身ではない自分にとっては、
最初はそれが少しプレッシャーだった。

でも、カウンター越しに店員さんが焼き方をさりげなく教えてくれる。
「キャベツは平らにね」
「豚肉はちょっと押さえてから裏返すとええよ」
関西弁の柔らかさが、鉄板越しの緊張を溶かしてくれる。

ひとりお好み焼きの魅力
自分のペースで焼ける。
焦がさないように、でも焼きすぎないように。
まるで、料理と対話してる感じ。

焼けたら小さなヘラで切り分けて、口に運ぶ。

…うまい。

誰かと話しながら食べるのもいいけど、
一人でじっくり味わうのって、やっぱり贅沢だと思う。

周りは気にしてない
隣のカップルも、奥のグループも、
誰もこっちを見てない。

「ひとりお好み焼きって浮くかな」って最初は思ってたけど、
関西の空気は案外そんなこと気にしない。

むしろ、おっちゃんが「それ何焼き?うまそうやな〜」って話しかけてくれた。

また来よう、関西の鉄板に。
お会計を済ませて、
店を出るころには、
鉄板の熱さがじんわりと背中に残ってる。

それが、なんか嬉しかった。

次はネギ焼きにしようかな。

★★★☆☆ (3 / 5)

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