ラーメンが食べたくて、ふらっとお店の前まで行った。
今日はなんとなく一人で過ごしたい気分。
だけど、いざ店のドアの前に立った瞬間、ちょっと迷ってしまった。
「カウンターしかないし、隣の人近そう…」
「店員さんに『一人ですか?』って聞かれるの、なんかちょっと恥ずかしい」
「みんな二人組とかだったら、浮くかな…?」
結局その日は、ラーメン屋には入らず、コンビニでおにぎりを買って帰った。
おいしかったけど、やっぱりラーメン食べたかったな、って思いながら。
一人ラーメンって、ハードル高い?
いや、たぶん他の人は全然気にしてない。
むしろ一人で堂々とラーメンすすってる人、かっこいいなって思うときもある。
なのに、自分がその立場になると、急にいろんなことが気になってしまう。
「慣れ」の問題なのかもしれないし、
「一人でいる自分」を周りにどう見られるかって、
どこかでまだ気にしてるのかもしれない。
でも、またチャレンジしてみたい。
一人でラーメンを食べるって、ただのご飯じゃなくて、
ちょっとした“自分の壁を超える”ことなのかもしれない。
今日は「ううん」だったけど、
次は「うん、行ってみよう」って言えるかもしれない。