1人夜散歩。誰にも言わず、ただ歩いた。

投稿者: | 2025年4月16日

家の中にじっとしてたら、
なんとなく息が詰まってきて、
スマホもテレビも見飽きて、
「ちょっと、外出てみようかな」って。

夜9時。
人通りはまばらで、風は少し冷たくて。
ただ、歩くことにした。

街灯の下って、なんでこんなに優しいんだろう。
昼間見慣れてる道も、夜だと少し違って見える。
コンビニの灯り、遠くの車のライト、
誰かが飼ってる犬の鳴き声。

全部が、「自分以外の時間がちゃんと動いてる」って知らせてくれる音だった。

ひとりで歩いてると、心の中が静かになる。
今日は何もなかった。
仕事も、誰かとのやり取りも。
でも、何もなかったからこそ、こうして歩いている。

誰にも気を使わず、
誰とも話さず、
ただ“自分と一緒にいる時間”。

信号が青になるタイミングも、なんだか心に合ってた。
急ぐ理由もない。
目的地もない。
でも、なぜか「今の自分にちょうどいい時間」が流れている気がした。

夜の散歩って、何かを変えてくれるわけじゃない。
でも、何かを“受け止められる心”にはしてくれる。

たった30分歩いただけだけど、
部屋に帰ってきたとき、
少しだけ心が軽くなっていた。

★★★☆☆ (3 / 5)

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