一人で文化祭に行ってきた

投稿者: | 2025年4月16日

特に誰と約束してたわけでもない。
「行ってみたいな」と思った大学の文化祭があって、
そのまま一人で、ふらっと行ってきた。

最初はちょっとだけ気が引けた。
まわりはグループでワイワイしてるし、
「え、あの人一人じゃん」って思われないかな…なんて。

でも、入口でパンフレットをもらった瞬間、
そんな気持ちはどこかに吹き飛んだ。

模擬店のにおい、音楽、にぎやかな声。
一人で歩いていても、不思議と退屈しなかった。
むしろ、誰かといると気づけなかったかもしれない空気感を、
じっくり感じることができた。

からあげと焼きそばの匂いにお腹が鳴って、
一人で並んで、買って、端っこで食べた。
正直、ちょっと照れくさかったけど、
それ以上に「来てよかったな」って思えた。

ステージ発表で、心が動いた
とある軽音サークルの演奏を見ていたとき、
知らないバンドが、なぜか心に刺さる曲をやってて、
座って聴いてるうちにちょっとだけ目頭が熱くなった。

「若さって、まっすぐで、いいな」って思った。

誰とも話してないけど、
ちゃんと“参加してる”って感覚があった。

帰り道、パンフレットをもう一度開いた。
あとから見ると、回れなかったブースもたくさんあって、
「あ、ここも見たかったな」とか思いながら、
コンビニで買ったコーヒーを片手に歩いた帰り道。

静かな帰り道の中、
自分の中で何かが少し変わった気がした。

一人で文化祭、意外とよかった。
気を使わなくていいし、
見たいものだけを、自分のタイミングで見られる。
一人だからこそ、周りの空気も、匂いも、音も、ちゃんと届いてくる。

「ちょっとだけ勇気が必要な一人行動」って、
終わってみると案外、心の栄養になってたりするんだよな。

またどこかの文化祭、ふらっと行ってみたい。
次は学園ドラマに出てきそうな学校とか、
演劇サークルの舞台とか、もっとディープに回ってみたい。

一人で、ゆっくり、自由に。
そういう文化祭の楽しみ方も、アリだと思う。

★★★☆☆ (3 / 5)

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