ひとり温泉で、薄毛と向き合ってきた

投稿者: | 2025年4月16日

髪が薄くなってきたと気づいたのは、スマホの自撮り。
光の加減のせいだと思いたかったけど、
洗面台の鏡はいつも正直だ。

そんな自分にちょっと喝を入れたくなって、
週末、ふらっと温泉に行ってきた。
ひとりで、頭皮ケアの旅。

温泉は、ひとりで行くのがちょうどいい。
誰にも気を遣わず、静かに湯に浸かる。
ぼんやりと景色を眺めながら、心も体もほぐれていく。

ただ、露天風呂に入るとき、
無意識に前髪を下ろしてしまう自分がいた。
“濡れるから意味ないのに”と思いながらも、
なんとなく守りたくなるのが、薄毛あるあるだ。

目的は、温泉ではなく「湯と頭皮の関係性」だった。
今回の温泉は「炭酸水素塩泉」。
調べてみると、皮脂や汚れをやさしく洗い流してくれる効能があるらしい。
さらに、地元産の「育毛シャンプー」も売っていた。

試しに使ってみた。
いつもよりちょっと丁寧に、指の腹で頭皮をマッサージする。

「生えてこい、生えてこい」と念じながら、
自分でも笑いそうになるような真剣さだった。

湯上がり、鏡の前で思った。
正直、髪が増えた気はしない。
でも、頭皮はすごくすっきりしていて、
なにより「ケアしたぞ」という満足感があった。

髪がどうこうより、
“自分をちゃんと扱ってあげた”という実感が、なによりの成果かもしれない。

ひとり温泉は、心と頭皮に効く。
周りを気にせず、ひとりでのんびり。
鏡の前で自分と向き合いながら、
「こういう時間、大事だな」って思えた。

日々のストレスも、血行も、
少しずつ整えていくような、そんな湯の時間だった。

結論:温泉で薄毛は治らない、でも“前向き”にはなれる。
頭皮にいいお湯を選んで、マッサージして、
ちゃんとケアしている自分が、ちょっと好きになれた気がする。

そして何より――
「温泉×薄毛改善」という新たな週末の趣味を見つけたのが、大きな収穫かもしれない。

★★★★☆ (4 / 5)

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