ひとりドライブ旅、してきた。

投稿者: | 2025年4月16日

天気は快晴。
朝、思い立ってクルマに乗り込んだ。

目的地は特に決めてなかった。
地図アプリを開いて、なんとなく目にとまった“湖”を目指すことにする。
ナビに従うでもなく、気分で右に曲がったり、道の駅に寄り道したり。
こんなに自由でいいのかと思うくらい、誰にも気を使わない時間。

運転中のBGMはラジオと、自分の声
助手席に誰もいない。
だから、気兼ねなく鼻歌も、独り言も言える。
たまに「お、いい景色!」って声が出てしまうくらい、
道中の景色は、思っていた以上に美しかった。

カーラジオから流れるゆるいトークと、
山を越えたあたりで見つけた茶畑の緑。
なんてことないけど、心がすうっとほどけていくのがわかる。

ひとりだと、休憩のタイミングも気まま
コンビニでコーヒーを買って、
海沿いのパーキングに車を停めて、しばらくボーッとする。
「なんでこんなに静かなんだろう」と思うくらい、音がない時間。

車の窓を少し開けて、潮の匂いを吸い込む。
遠くで釣りをしてる人がいて、その穏やかな動きをずっと見ていた。
スマホを見る気にもならない。今この時間を味わうだけで、十分だった。

立ち寄り湯で、完全にととのう
予定もないから、途中で見つけた温泉施設に寄る。
小さな地元の温泉で、お湯はぬるめ。
窓からは山と田んぼが見える、まるで隠れ家のような場所。

湯に浸かって、何も考えず、目を閉じる。
「あー、来てよかったな」と心の中で何度もつぶやいた。
誰かと来る温泉も好きだけど、
こうして一人で、体と心をゆるめる時間は、本当に贅沢だった。

帰り道、少しだけ日が落ちて
夕方のドライブって、なんであんなに切ないんだろう。
日が暮れていく空を見ながら、
自分の心のどこかも、少しだけ整理されていく気がした。

一人の時間って、さみしいときもあるけど、
こうして“静かに満たされる”こともある。

また、走り出したくなったら、行こう
ひとりドライブ旅は、目的よりも「気持ち」を運ぶものかもしれない。
どこに行ったかより、どんな気持ちになれたか。
そんな時間が一日あれば、また明日も頑張れる気がする。

★★★☆☆ (3 / 5)

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