ひとり、新潟へ。

投稿者: | 2025年4月16日

週末、ふと思い立って新潟に行ってきた。
誰かと予定を合わせるわけでもなく、行きたいところに、ただひとりで。
東京から新幹線で約2時間。近すぎず、遠すぎず、ちょうどいい距離だった。

電車の中で、すでに旅は始まってた
指定席に座り、コーヒーを飲みながら車窓を眺める。
都心を抜けて、だんだんと田んぼや山の景色になっていくのが気持ちいい。

スマホも本も手に取らず、ただ景色に目をやってる時間。
こんなふうに“何もしない”って、贅沢だなって思った。

着いた新潟駅は、静かで広くて、ちょっと懐かしい感じ
まずは駅前のレンタサイクルを借りて、ふらっと海方面へ。
途中で見つけた老舗のラーメン屋に入り、あっさり醤油ラーメンをすすった。
魚介の香りがじんわり染みて、ひとくちごとに心がほぐれていく。

海が見えた瞬間、なぜか少し泣きそうになった
寄せては返す波。
特別な何かがあるわけじゃないのに、ずっと眺めていたくなる景色だった。

誰かと一緒なら会話があったかもしれない。
でも一人だったから、風の音も波のリズムも、全部しっかり聴こえた気がする。

夜は古町の小さな居酒屋へ
カウンターで日本酒を一杯。
新潟のお米で作られた地酒は、やっぱりうまい。

「どこから来たの?」って店主に話しかけられて、少しだけ会話をした。
それもまた、ひとり旅の醍醐味だと思う。

ひとり新潟は、静かで、あたたかい旅だった
観光地をたくさん回ったわけじゃない。
有名なスポットにも行ってないかもしれない。
でも、自分のペースで、自分の時間を大切にできた。

「また来たいな」と、帰りの電車の中で自然に思った。

今度は、季節を変えて、また一人で来てみたい
冬の雪景色、春の桜、秋の収穫祭。
新潟って、きっと何度来ても違う顔を見せてくれる気がする。

ひとりだからこそ、感じられる空気がある。
それを静かに味わう旅だった。

★★★☆☆ (3 / 5)

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