「焼肉って、誰かと行くもの」──
そう思い込んでた自分を、今日はちょっとだけ褒めたい。
平日の夜、なんだか無性に肉が食べたくなって、
思い切って「ひとり焼肉」してきたんです。
行き先は駅近の焼肉チェーン店。
カウンター席があるってネットで見て、「よし、行ける」と気合いを入れて。
初めての「ひとり焼肉」は、意外と緊張しない。
店に入ると、店員さんが普通に
「おひとり様ですね、カウンターご案内します~」と案内してくれた。
拍子抜けするくらい自然で、そこからは一気にリラックス。
カウンターは一人ずつ区切られてて、タブレットで注文。
しゃべらないし、ペースを誰にも合わせなくていいのが最高。
今日は「タン塩、カルビ、石焼ビビンバ」の黄金トリオ
まずは塩タンからスタート。
ジュッと焼いて、レモンにつけてひとくち。
……うまっ。
ひとりで声が出た。やばい、これは沼かも。
カルビはタレ派なので、タレを絡ませてごはんと一緒に。
さらに石焼ビビンバで〆。
誰にも気を使わず、焼いて・食べて・うなずく。
この流れ、完全に“整った”やつ。
店内には、他にも「ひとり焼肉」してる人がちらほら
スーツ姿の男性、女性のおひとり様、
学生っぽい人も一人で来てた。
もう「焼肉=グループ」って時代でもないんだなって思った。
むしろ、ひとりのほうが焼きたいものを焼きたい順で、
好きな焼き加減で食べられる。これ、自由の極み。
一人焼肉、思ったよりハードル低かったし、満足度高い。
確かに最初の一歩はちょっとだけ勇気がいる。
でも、一回やってしまえば全然平気。
むしろクセになる。
自分のペースで、黙々と肉と向き合う。
スマホもあまり触らず、ただ目の前の肉に集中する。
これって、ある意味“瞑想”に近いかも。
また行こう。次は「ひとり焼肉ランチ」もアリだな。
焼肉=誰かと、という固定観念を捨てた先には、
意外な快適さと、ちょっとした誇らしさが待ってた。
「一人で焼肉なんて…」と思ってる人にこそ、
そっと背中を押したくなる体験だった。